高精度と高い信頼性
ボールねじの種類は位置決め用としてC系列及びCp系列、搬送用としてCt系列で定められています。
- 呼びリード
- ボールねじのサイズを表すための公差をもたないリード。
- 基準リード
- 温度上昇や荷重によって発生する変形量の補償のため、呼びリードに対し若子の補正を加えたリード。搬送用ボールねじにおいては、一般には呼びリードと同じ。
- 実リード
- 2π radの回転(又は1回転)に対する実際のねじ軸とナットの相対的な軸方向荷重。
- 基準移動量(ls)
- 基準リードに従つて任意の回転数回転したときの軸方向移動量。
- 基準移動量の
目標値(T) - ねじ部有効長さに対する基準移動量から呼び移動量をひいた値。温度変化や外部荷重によるねじ軸の変位を考慮して、あらかじめ呼び移動量から補正して設定する。その値は実験または経験により決める。
- 実移動量 (la)
- 任意のねじ軸回転に対するナットの実際の軸方向移動量を連続測定または、ねじ軸を固定し、回転角度と同じ位置で定まつた間隔で測定する方法によって求められる。
- 代表移動量(lm)
- 実移動の傾向を代表する直線。ナットの有効移動距離または、ねじ軸のねじ部有効長さに対する実移動量を示す曲線から、最小二乗法または簡単適切な近似法によって求める。
- 代表移動誤差(ep)
- ナットの有効移動距離または、ねじ軸のねじ部有効長さに対応する代表移動量と基準移動量の差。
- 変動
- 代表移動量線に平行な2本の直線で挟んだ実移動量曲線の最大幅で次の3項目について規定される。
(Vu):ナットの有効移動量距離または、ねじ軸のねじ部有効長さに対する最大幅。
(V300):ねじ軸のねじ部有効長さ内で任意にとった300mmに対する最大幅。
(V2π):ねじ軸のねじ部有効長さ内で任意の1回転(2 π rad)に対する最大幅。
ボールねじの種類と系列
内容はこちらをご覧ください。
※ カタログからの抜粋
- ボールねじの種類と系列
- 位置決め用ボールねじに対する代表移動量誤差と変動(許容値)
- 位置決め用ボールねじに対する変動(許容値)
- 搬送用ボールねじに対する代表移動量誤差と変動(許容値)
精度等級と軸長さ制作範囲
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※ カタログからの抜粋
ボールねじの材質及び硬度
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※ カタログからの抜粋